現在、「インターネットに接続する方法」として幾つか手段があります。

スマートフォンのテザリングやWi-Fiを使った接続等が最初に思いつくかと思われます。

そんな中で新しい接続方法として登場したのが、今回ご紹介する『Starlink(スターリンク)』です！

「スターリンク（Starlink）」は、イーロン・マスク氏が率いる宇宙ベンチャーのスペースＸ社が提供している衛星インターネットサービスの事です。

スターリンクのサービス開始は2020年8月からアメリカなどで開始していましたが、通信インフラが破壊されたウクライナに無償提供したことにより一躍有名になりました。

そして、スターリンクの最大の特徴は空が開けた場所ならどこでもインターネットが利用可能で、光回線や携帯電話の電波が届かないエリアでもインターネットを使えるという点です。

自然災害や通信障害などで通信が遮断された時の非常用としても使えるので、一層注目が高まっています。

Starlinkは、日本のほとんどの地域で利用できます。

ただし、鹿児島県の一部や沖縄県などではまだ提供されていない地域もあります。

発売当初は東京から北海道の一部で提供されていましたが、2022年11月あたりから西日本や北海道でも利用できるようになりました。

※Starlink公式サイトより

Starlinkには幾つか料金プランがあります。

・レジデンシャル（一般家庭向け）
・ビジネス
・RV（旅行用）
・マリタイム（海上用）
・航空（飛行機用 ※2023年提供開始）

今回は、もっとも一般的なレジデンシャル(一般家庭向け)についてご説明していきます。

※速度は公式サイトに記載されている「予想速度」から引用

スターリンクでインターネットを使うためには、『衛星と通信を行うための専用アンテナ』が必要です。

レジデンシャルは基本的に契約住所で利用することになっていて、契約住所以外でも利用したい場合は「ポータビリティ」のオプションをつけることになります。

30日間は無料でお試しができるので、利用してみて満足できなかった場合は、ハードウェア（Starlinkキット）一式を返品すれば代金の全額を返してくれます。サービスに自信を持っていることが伺えますね。

また、2023年1月13日に３度目の値下げがあり、月額6,600円で利用できるようになっています（サービス開始当初は12,300円）。

なお、別荘やキャンプなどで一時的に利用をしたい場合は、旅行用プラン「RV」が便利です。「RV」は使った月だけ月額料金を払うプランで、月額料金は9,900円となっています（サービス開始当初は13,700円）。
 

荷物は大きい箱にて郵送されてきます。

基本的には『専用アンテナ・ルーター・電源ケーブル』が送らてきます。

取り付け方も簡単で、ルーターに電源ケーブルと専用アンテナから伸びているケーブルを接続するだけ。

あとは専用のアプリを使って接続します。

→iOS版はこちら

→android版はこちら

スターリンクの料金は、自宅用回線の代替と考えるとやや料金が高いです。

しかし、サービス提供開始当初は月額12,300円だったことを考えると、かなり契約しやすくなったのではないでしょうか。

Starlinkを使う際、周りに建物や樹木があるとアンテナが衛星の電波を十分に受信できない場合があります。

設置を行う際、理想的な場所は「空が開けた障害のない場所」とされています。

戸建てなら屋根の上や屋上などに設置することができますが、マンションやアパートのベランダに設置する場合は満足のいく通信ができない可能性があります。

Starlinkは移動中の利用が禁止されています。

そのため、旅行などで使う場合は、きちんと目的地に着いてから接続するようにしましょう。

いかがだったでしょうか。今回はStarlinkについてお話ししてきました。

衛星インターネットという新しいインターネット接続が誕生し、日本でも使えるようになりました。
Starlinkはどこでもインターネットが使えるので、通信インフラが充実していない地域にお住まいの方やそういった地域によく遊びに行く人にはおすすめのサービスです。

現時点では料金がやや高めですが、僕たちのネット生活を大きく変える可能性を秘めている画期的なサービスです。

この記事が参考になれば嬉しいです！

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